
「ケイくん」
栗毛は知ってるけど、『栃栗毛』ってどんな毛色なんだろう?

栃栗毛は、栗毛よりもさらに赤みが強く、深い赤褐色が特徴の毛色です!競馬場でもひときわ存在感を放ち、数々の名馬たちが活躍してきました。今回は、そんな赤褐色の輝きを放った競馬史に残る栃栗毛の名馬5頭をご紹介します!
⏱ 読了時間:約10分
この記事でわかること
✅栃栗毛とは?
✅日本競馬史に名を刻んだ栃栗毛の名馬5選
それでは、日本競馬史に名を刻み、赤褐色の輝きを放った栃栗毛の名馬たちを見ていきましょう。
栃栗毛とは?
栃栗毛(とちくりげ)とは、栗毛よりもさらに赤みが強く、全身が深い赤褐色に覆われた毛色のことです。一見すると栗毛に似ていますが、より濃く落ち着いた色合いが特徴で、たてがみや尾も赤褐色をしています。
栃栗毛はフェオメラニン(赤色系の色素)が多く含まれることで生まれる毛色で、体全体の色は比較的均一です。黒い毛はほとんど見られず、美しい赤褐色の馬体は競馬場でもひときわ存在感を放ちます。
また、栃栗毛は非常に珍しい毛色で、サラブレッド全体に占める割合は1%にも満たないといわれています。そのため、競馬ファンでも実際に目にする機会はそれほど多くありません。
なお、英語では栗毛(Chestnut)と栃栗毛を区別せず、どちらも「Chestnut」と表記されます。そのため、海外では栗毛と同じ毛色として扱われています。
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栃栗毛の名馬5選
①サクラローレル
幾多の故障を乗り越え、年度代表馬へ駆け上がった名馬
サクラローレルは、1996年の天皇賞(春)と有馬記念を制し、JRA賞年度代表馬に輝いた栃栗毛の名馬です。深い赤褐色の美しい馬体と豪快な末脚を武器に、日本競馬史へその名を刻みました。
デビュー当初は故障の影響で思うようにレースへ出走できず、素質を高く評価されながらも苦しい時期が続きました。しかし、5歳(現4歳)で本格化すると、1996年の天皇賞(春)で悲願のGⅠ初制覇を達成。同年の有馬記念も制し、JRA賞年度代表馬に選出されました。
また、マヤノトップガン、マーベラスサンデーとの「三強対決」は競馬史に残る名勝負として知られています。数々の激戦を演じたサクラローレルは、栃栗毛を代表する名馬として、今なお多くの競馬ファンに愛され続けています。
🎥 1996年 天皇賞(春) レース映像(JRA公式)
②ノンコノユメ
ダート界で長く活躍した栃栗毛の名馬
ノンコノユメは、2015年のジャパンダートダービーと2018年のフェブラリーステークスを制した栃栗毛の名馬です。栃栗毛らしい深い赤褐色の馬体と鋭い末脚を武器に、ダート界で長く活躍しました。
3歳時にはユニコーンステークス、ジャパンダートダービー、武蔵野ステークスを制し、世代を代表するダート馬へと成長。チャンピオンズカップでも2着に入り、その実力を示しました。
その後は去勢手術を経ながらも第一線で走り続け、2018年のフェブラリーステークスではゴール前で鋭く差し切り、約2年半ぶりとなるJRA・GⅠ制覇を達成。息の長い活躍で多くの競馬ファンを魅了しました。
栃栗毛を代表するダート馬の一頭として、その豪快な追い込みは今なお語り継がれています。
🎥 2018年 フェブラリーステークス レース映像(JRA公式)
③サッカーボーイ
「弾丸シュート」の異名で愛された快速馬
サッカーボーイは、1988年のマイルチャンピオンシップを制し、JRA賞最優秀スプリンターに選ばれた栃栗毛の名馬です。圧倒的なスピードを武器に、「弾丸シュート」と称される豪快な走りで多くの競馬ファンを魅了しました。
3歳(現2歳)時にはもみじステークス、阪神3歳ステークスを連勝し、その走りから「テンポイントの再来」とも呼ばれるほど高い評価を受けました。翌1988年には函館記念をレコードタイムで制すると、続くマイルチャンピオンシップではGⅠ初制覇を達成し、その卓越したスピード能力を証明しました。
引退後は種牡馬としても成功を収め、ヒシミラクル、ティコティコタック、ナリタトップロードなど数々のGⅠ馬を輩出。競走馬としてだけでなく、名種牡馬としても日本競馬に大きな足跡を残しました。
栃栗毛を代表する快速馬として、その豪快な走りと優れた血統は今なお競馬ファンに語り継がれています。
🎥 1988年 マイルチャンピオンシップ レース映像(JRA公式)
④マーベラスサンデー
幾度の故障を乗り越え、「三強時代」を築いた名馬
マーベラスサンデーは、1997年の宝塚記念と産経大阪杯を制し、JRA賞最優秀5歳以上牡馬に選ばれた栃栗毛の名馬です。度重なる故障を乗り越えながら第一線で活躍し、その安定した強さから「優等生」とも呼ばれました。
デビューは4歳(現3歳)と遅れましたが、そこから才能が開花。1996年にはエプソムカップ、札幌記念、朝日チャレンジカップ、京都大賞典と重賞4勝を挙げ、一気に古馬トップクラスへ駆け上がりました。
1997年には産経大阪杯を制した後、宝塚記念で待望のGⅠ初制覇を達成。同年は天皇賞(春)3着、有馬記念2着とGⅠでも安定した成績を残し、サクラローレル、マヤノトップガンとともに「三強時代」を築いた一頭として知られています。
栃栗毛を代表する名馬の一頭として、その堅実な走りと幾度の故障を乗り越えた姿は、今なお多くの競馬ファンの記憶に残っています。
🎥 1997年 宝塚記念 レース映像(JRA公式)
⑤コイウタ
12番人気の大波乱でヴィクトリアマイルを制した名牝
コイウタは、2007年のヴィクトリアマイルを制し、JRA賞最優秀4歳以上牝馬に選ばれた栃栗毛の名牝です。12番人気という低評価を覆す劇的な勝利で、多くの競馬ファンを驚かせました。
2歳時にはカンナステークスを制し、京王杯2歳ステークスでは3着と早くから素質を見せます。3歳時にはクイーンカップで重賞初制覇を達成し、続く桜花賞でも3着と世代上位の実力を証明しました。
その後は勝ち切れないレースが続きましたが、2007年のヴィクトリアマイルでは12番人気の低評価を覆し、直線で力強く抜け出してGⅠ初制覇を達成。この勝利によりJRA賞最優秀4歳以上牝馬にも選出されました。
栃栗毛を代表する名牝の一頭として、大舞台で大金星を挙げたヴィクトリアマイルの走りは、今なお多くの競馬ファンの記憶に残っています。
🎥 2007年 ヴィクトリアマイル レース映像(JRA公式)
まとめ
栃栗毛は、栗毛よりも赤みが強い深い赤褐色が特徴の毛色で、その美しい馬体と力強い走りで多くの競馬ファンを魅了してきました。出現数は決して多くありませんが、日本競馬史には栃栗毛の名馬たちが数々の名勝負を繰り広げています。
今回ご紹介した5頭は、それぞれ異なる個性と輝かしい実績を持ちながら、日本競馬史にその名を刻んできました。サクラローレルの復活劇、ノンコノユメの息の長い活躍、サッカーボーイの圧倒的なスピード、マーベラスサンデーの三強時代、そしてコイウタの大波乱のGⅠ制覇など、どの馬にも語り継がれるドラマがあります。
ぜひレース映像もあわせて観て、それぞれの名馬が残した伝説の走りを体感してみてください。きっと、栃栗毛ならではの美しい馬体と力強い走りに、さらに競馬の魅力を感じられるはずです。

「ケイくん」
栃栗毛の馬って数は少ないけど、どの馬も個性的でドラマがあって面白かった!ますます競馬が好きになったよ!

そうなんです!栃栗毛は希少な毛色だからこそ、一頭一頭の活躍が強く印象に残っています。今回紹介した5頭以外にも魅力あふれる栃栗毛の名馬はたくさんいますので、ぜひレース映像なども観ながら、お気に入りの一頭を見つけてみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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