
「ケイくん」
白毛の馬って本当に真っ白で目立つよね!でも、白毛ってどんな毛色なんだろう?

白毛は、生まれたときから全身が白い被毛に覆われ、ピンク色の皮膚を持つ非常に珍しい毛色です。
近年はGⅠを制したソダシの活躍によって一躍有名になりましたが、その陰には白毛の歴史を切り開いてきた数々の名馬たちが存在します。今回は、そんな純白の輝きを放ち、競馬史にその名を刻んだ白毛の名馬5頭をご紹介します!
⏱ 読了時間:約10分
この記事でわかること
✅白毛とは?
✅日本競馬史に名を刻んだ白毛の名馬5選
それでは、日本競馬史に名を刻み、純白の輝きを放った白毛の名馬たちを見ていきましょう。
白毛とは?
白毛(しろげ)は、生まれたときから全身の被毛が白く、ピンク色の皮膚を持つ非常に珍しい毛色です。サラブレッドの毛色の中でも最も白く、競馬場でもひと目で分かるほどの存在感があります。
よく芦毛と混同されますが、芦毛は年齢を重ねるにつれて徐々に白くなるのに対し、白毛は生まれた瞬間から白く、一生その純白の姿を保つのが大きな特徴です。
また、白毛はKIT遺伝子の変異によって生まれることが知られており、その発生率は非常に低く、日本でも毎年誕生する頭数はごくわずかです。その希少性から「奇跡の毛色」とも呼ばれ、多くの競馬ファンを魅了しています。
近年ではソダシのGⅠ制覇によって白毛馬への注目が一気に高まり、日本は世界的に見ても白毛の名血を受け継ぐ数少ない競馬国として知られています。
💡KIT遺伝子とは?
馬の毛色を決める重要な遺伝子の一つです。この遺伝子に変異が起こることで、白毛が生まれることが知られています。
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白毛以外にも、日本競馬には魅力あふれる毛色の名馬が数多く存在します。ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。







白毛の名馬5選
①ソダシ
白毛馬初のGI制覇を成し遂げ、競馬史を変えた歴史的名牝
ソダシは、白毛馬として史上初めて芝の重賞制覇、GI制覇、さらにクラシック競走制覇を成し遂げた歴史的名牝です。真っ白な馬体と高い実力を兼ね備え、多くの競馬ファンを魅了しました。
2歳時には2020年の阪神ジュベナイルフィリーズを無敗で制し、白毛馬初となるGI制覇を達成。翌2021年には牝馬クラシック第一冠の桜花賞を勝利し、白毛馬として初めてクラシック競走を制覇しました。
さらに2022年にはヴィクトリアマイルを制し、GI3勝を達成。2020年にはJRA賞最優秀2歳牝馬、2021年にはJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞するなど、その実績は白毛馬の歴史に新たな1ページを刻みました。
その美しい純白の馬体と数々の歴史的偉業によって、ソダシは「白毛といえばソダシ」と言われるほどの存在となり、競馬界を代表する名馬として語り継がれています。
🎥 2020年 阪神ジュベナイルフィリーズ レース映像(JRA公式)
②ハクホウクン
日本初の白毛勝ち馬となった白毛一族のパイオニア
ハクホウクンは、日本競馬史上初めて勝利を挙げた白毛馬として知られる歴史的な存在です。まだ白毛馬が珍しかった時代に勝利を挙げ、「白毛馬でも勝てる」ことを証明し、その後の白毛一族の活躍への道を切り開きました。
父は日本初の白毛サラブレッドハクタイユー。日本で誕生した白毛血統を受け継ぎ、1997年12月30日に大井競馬場で待望の初勝利を挙げ、日本初の白毛勝ち馬という偉業を達成しました。
引退後は種牡馬として繁殖入りし、白毛の血統を後世へ受け継ぐ役割も果たしました。ハクホウクンの存在があったからこそ、後のユキチャンやソダシといった名馬たちの活躍へとつながっていったと言えるでしょう。
③ユキチャン
白毛馬初の芝勝利・交流重賞制覇を成し遂げた名牝
ユキチャンは、白毛馬として史上初の芝レース勝利を挙げ、さらに白毛馬初の交流重賞制覇を成し遂げた歴史的名牝です。純白の美しい馬体と高い実力で多くのファンを魅了し、後の白毛馬たちの活躍への道を切り開きました。
3歳時の2008年には、ミモザ賞(500万下)を制し、白毛馬初となる芝レース勝利を達成。同年の関東オークス(JpnⅡ)では白毛馬として初めて交流重賞を制覇し、その実力を全国に知らしめました。
その後もTCK女王盃(JpnⅢ)やクイーン賞(JpnⅢ)を勝利するなど、ダート牝馬路線の第一線で活躍。現役時代は17戦5勝を挙げ、2010年度にはNAR最優秀牝馬を受賞しました。
ソダシが白毛馬初のGI制覇やクラシック制覇を成し遂げる以前、ユキチャンは白毛馬の可能性を大きく広げたパイオニアとして、競馬史にその名を刻んでいます。
🎥 2008年 ミモザ賞 レース映像(カンテレ公式)
④ハヤヤッコ
白毛馬初のJRA重賞制覇を成し遂げた白毛界のトップホース
ハヤヤッコは、白毛馬として史上初めてJRA重賞を制覇した歴史的な牡馬です。ダート・芝の両路線で活躍し、長年にわたって第一線で走り続けたことで、多くの競馬ファンから愛されました。
3歳時の2019年にはレパードステークス(GⅢ)を制し、白毛馬初となるJRA重賞制覇を達成。その後も2022年の函館記念(GⅢ)、2024年のアルゼンチン共和国杯(GⅡ)を勝利し、重賞3勝を挙げました。年齢を重ねても衰えない息の長い活躍は、多くのファンを驚かせました。
また、2024年には白毛馬として初めて有馬記念に出走するなど、新たな歴史も刻みました。派手さだけでなく、丈夫な体と息の長い競走生活で白毛馬の新たな可能性を示した一頭です。
白毛一族の中でも屈指の実力馬として、ハヤヤッコは「白毛馬は長く一線級で活躍できる」ことを証明した名馬として競馬史にその名を残しています。
※2026年7月現在、ハヤヤッコは北海道・ノーザンホースパークで一般公開されています。
🎥 2019年 レパードステークス レース映像(JRA公式)
⑤アマンテビアンコ
白毛馬として初めて羽田盃を制した新世代の白毛ホープ
アマンテビアンコは、白毛馬として史上初めて羽田盃(JpnⅠ)を制覇した実力馬です。母は白毛の名牝ユキチャンであり、白毛一族の新たな歴史を築く存在として大きな期待を集めました。
2歳時からダートで素質を見せ、新馬戦、カトレアステークスを勝利。3歳初戦の雲取賞(JpnⅢ)では2着に入り、続く羽田盃(JpnⅠ)では力強い走りで快勝し、白毛馬として初の羽田盃制覇を達成しました。
母ユキチャン、祖母シラユキヒメから受け継がれる白毛一族の血統を継承し、白毛馬の歴史を次世代へとつないでいる一頭でもあります。今後さらなるビッグタイトル獲得が期待される、白毛界を代表する現役馬です。
🎥 2024年 羽田盃 レース映像(NAR公式)
まとめ
白毛は、生まれたときから全身が白い非常に希少な毛色で、その美しい姿と特別な存在感から、多くの競馬ファンを魅了してきました。日本ではシラユキヒメ一族の活躍によって白毛馬の歴史が大きく発展し、数々の”白毛馬初”の偉業が生まれています。
今回ご紹介した5頭は、それぞれ異なる形で白毛馬の歴史を切り開いてきました。日本初の白毛勝ち馬となったハクホウクン、白毛馬初の芝勝利・交流重賞制覇を果たしたユキチャン、白毛馬初のJRA重賞制覇を成し遂げたハヤヤッコ、白毛馬初の羽田盃制覇を達成したアマンテビアンコ、そして白毛馬初のGI・クラシック制覇を果たしたソダシ。どの馬も競馬史に残るドラマを生み出しています。
ぜひレース映像もあわせて観て、それぞれの名馬が残した歴史的な走りを体感してみてください。きっと純白の馬体が駆け抜ける姿に、白毛馬ならではの魅力と競馬の奥深さを改めて感じられるはずです。

「ケイくん」
白毛馬って見た目がきれいなだけじゃなくて、たくさんの”白毛馬初”を積み重ねてきたんだね!ますます白毛馬が好きになったよ!

そうなんです!白毛馬は数こそ少ないですが、その一頭一頭が競馬史に大きな足跡を残しています。今回紹介した5頭以外にも魅力あふれる白毛馬はたくさんいますので、ぜひレース映像や現役馬にも注目しながら、お気に入りの一頭を見つけてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
👇今回ご紹介したソダシやハヤヤッコ、アマンテビアンコなど、純白の馬体で私たちを魅了してくれる白毛馬たち。
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