
「ケイくん」
シーザリオって、エピファネイアやサートゥルナーリアのお母さんっていうイメージが強いけど、現役時代もそんなにすごかったの?

実はシーザリオは、日本だけでなくアメリカでもオークスを制した歴史的名牝なんです!さらに引退後は、数々のGⅠ馬を送り出し、日本競馬史に名を刻む名繁殖牝馬としても活躍しました。今回は、シーザリオの現役時代の輝かしい戦績から繁殖牝馬としての偉大な功績まで、初心者向けにわかりやすく紹介します!
⏱ 読了時間:約10分
この記事でわかること
✅シーザリオとはどんな馬だったのか
✅現役時代の主な戦績
✅繁殖牝馬としての功績(代表産駒3選)
それでは、日本のオークスとアメリカンオークスを制し、日米オークス制覇という偉業を成し遂げたシーザリオについて、現役時代の輝かしい活躍や、日本競馬史に名を刻んだ繁殖牝馬としての功績まで詳しく見ていきましょう。
シーザリオとはどんな馬だったのか
シーザリオの基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名 | シーザリオ |
| 生年月日 | 2002年3月31日 |
| 性別 | 牝馬 |
| 毛色 | 青毛 |
| 父 | スペシャルウィーク |
| 母 | キロフプリミエール |
| 母父 | Sadler’s Wells(サドラーズウェルズ) |
| 生産者 | ノーザンファーム |
| 馬主 | (有)キャロットファーム |
| 調教師 | 角居勝彦(栗東) |
| 主な騎乗騎手 | 福永祐一など |
| 通算成績 | 6戦5勝 |
| 獲得賞金 | (中央競馬)2億2829万6000円 (アメリカ)45万ドル |
| 主な勝ち鞍(GⅠ) | オークス(2005) アメリカンオークス招待ステークス(2005) |
馬名の由来
「シーザリオ」という名前は、シェークスピアの喜劇『十二夜』に登場する人物名に由来します。
物語のヒロイン・ヴァイオラが男装した際に名乗る名前が「シーザリオ」です。
現役時代の主な戦績
デビューから3連勝
シーザリオは2004年12月25日の2歳新馬戦で福永祐一騎手鞍上でデビュー。好位から力強く抜け出し、2着馬に1馬身半差をつけて快勝しました。
続く寒竹賞でも3番手から抜け出して2連勝を飾ると、重賞初挑戦となったフラワーカップでは好位追走から直線で先頭に立ち、レコードタイムで快勝。デビューから無傷の3連勝を達成し、一躍クラシックの有力候補として注目を集めました。
🎥 2005年 フラワーカップ レース映像(JRA公式)
桜花賞2着からオークス制覇
無傷の3連勝で桜花賞へ駒を進めたシーザリオでしたが、主戦騎手の福永祐一騎手は、デビューから騎乗し4戦3勝のラインクラフトを選択。そのため、シーザリオは吉田稔騎手とのコンビで桜花賞に臨むことになりました。
レースでは後方から追い込み、メンバー最速となる上がり3ハロン34秒4の末脚を繰り出しますが、レースレコードで逃げ切ったラインクラフトにアタマ差及ばず2着。それでも敗戦を感じさせない内容で、その高い実力を証明しました。
続くオークスでは福永祐一騎手とのコンビが復活。中団で脚をためると、最後の直線で力強く抜け出し、2着エアメサイアに2馬身半差をつける完勝で牝馬クラシックの頂点に立ちました。この勝利により、シーザリオは日本を代表する名牝として、その名を競馬史に刻むことになります。
🎥 2005年 オークス レース映像(JRA公式)
日本馬初の日米オークス制覇
オークス制覇後、シーザリオはアメリカ・ハリウッドパーク競馬場で行われるアメリカンオークスへ挑戦しました。当時、日本調教馬による海外GⅠ制覇はまだ珍しく、3歳牝馬による海外遠征は大きな注目を集めます。
レースでは13番枠から好スタートを決めると、福永祐一騎手は好位3番手で折り合いに専念。3コーナー手前から進出を開始すると、直線では力強く抜け出し、2着メリョールアインダに4馬身差をつける圧勝を飾りました。勝ち時計の1分59秒03はレースレコードを更新する圧巻の内容でした。
この勝利により、シーザリオは日本調教馬として初めて日米オークス制覇を成し遂げた名牝となります。また、日本調教馬によるアメリカGⅠ初制覇という歴史的快挙でもあり、日本競馬のレベルの高さを世界に示した一戦となりました。
🎥 2005年 アメリカンオークス レース映像
故障、そして引退へ
アメリカンオークスを圧勝したシーザリオは、さらなる海外GⅠ挑戦も期待されていました。しかし、帰国後に放牧先のノーザンファームで右前外側繋靱帯炎を発症していることが判明し、長期休養を余儀なくされます。
懸命な治療とリハビリが続けられ、一時は復帰も視野に入れられましたが、調整中に症状が再発。完治まで1年以上を要すると診断されたことから、2006年4月に現役引退が発表されました。
現役生活はわずか6戦5勝でしたが、オークスとアメリカンオークスを制したその輝かしい実績は、日本競馬史に残る名牝として今なお語り継がれています。
💡靱帯炎(じんたいえん)とは?
靱帯に炎症や損傷が起きた状態のことです。
競走馬の靱帯は、骨と骨をつないで関節を支える役割を担っており、全力で走る際には非常に大きな負荷がかかります。そのため、一度炎症を起こすと治るまでに長い時間が必要となり、再発もしやすいのが特徴です。
繁殖牝馬としての功績(代表産駒3選)
現役引退後、シーザリオはノーザンファームで繁殖牝馬となり、競走馬時代に劣らない大きな功績を残しました。
3番仔のエピファネイアは菊花賞とジャパンカップを制し、種牡馬としても活躍。さらに、6番仔のリオンディーズは朝日杯フューチュリティステークスを制覇し、9番仔のサートゥルナーリアは皐月賞を含むGⅠ2勝を挙げるなど、数多くの名馬を送り出しました。
①エピファネイア
菊花賞・ジャパンカップを制した名馬
シーザリオの3番仔であるエピファネイアは、2013年の菊花賞を制し、翌2014年にはジャパンカップで歴戦の強豪を相手に4馬身差の圧勝を飾りました。
種牡馬入り後も活躍は目覚ましく、デアリングタクトやエフフォーリアなどGⅠ馬を次々と送り出しています。
シーザリオの血を最も色濃く受け継ぎ、その名を世界へ広めた代表産駒といえるでしょう。
🎥 2014年 ジャパンカップ レース映像(JRA公式)
💡エピファネイアについて詳しくはこちら

② リオンディーズ
朝日杯を制した衝撃の2戦2勝
リオンディーズは、わずか1戦1勝で挑んだ朝日杯フューチュリティステークスを制し、無傷の2連勝でGⅠ制覇を達成しました。
クラシックでは皐月賞5着、日本ダービー5着と惜しくもタイトルには届きませんでしたが、現在は種牡馬としても活躍し、多くの活躍馬を送り出しています。
🎥 2015年 朝日杯フューチュリティステークス レース映像(JRA公式)
③ サートゥルナーリア
無敗で皐月賞を制したクラシックホース
サートゥルナーリアはデビューから無傷の4連勝で皐月賞を制覇。シーザリオ産駒として2頭目のクラシックホースとなりました。
その後も神戸新聞杯や金鯱賞を制するなど重賞戦線で活躍し、現在は種牡馬として期待を集めています。
🎥 2019年 皐月賞 レース映像(JRA公式)
まとめ
シーザリオは、2005年のオークスとアメリカンオークスを制し、日本調教馬として初めて日米オークス制覇を成し遂げた歴史的名牝です。現役生活はわずか6戦5勝と短いものでしたが、その圧倒的な走りは多くの競馬ファンの記憶に刻まれています。
また、帰国後は故障により早期引退を余儀なくされましたが、繁殖牝馬としてその才能はさらに大きく花開きました。エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアといったGⅠ馬を送り出し、日本競馬史を代表する名繁殖牝馬として高い評価を受けています。
現役時代の輝かしい実績はもちろん、母として残した功績も計り知れません。シーザリオの血は現在も多くの子孫へ受け継がれ、日本競馬の発展に大きな影響を与え続けています。
これからもシーザリオの血を受け継ぐ競走馬たちの活躍に注目していきましょう。

「ケイくん」
現役時代だけじゃなく、お母さんになってからも日本競馬に大きな足跡を残した、本当にすごい名牝だったんだね!

そうなんです!シーザリオは日本とアメリカでオークスを制した歴史的名牝であり、引退後はエピファネイアやリオンディーズ、サートゥルナーリアなど数々のGⅠ馬を送り出しました。現役時代の輝かしい実績はもちろん、繁殖牝馬としても日本競馬史に残る偉大な功績を残した一頭です。これからもシーザリオの血を受け継ぐ競走馬たちの活躍に注目していきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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