
「ケイくん」
リスグラシューって、有馬記念を勝った馬っていう印象だけど、そんなにすごい馬だったの?

そうなんです!リスグラシューは3歳・4歳時代は惜しいレースが続きましたが、5歳で大きく覚醒。宝塚記念、コックスプレート、有馬記念を制し、牝馬初の春秋グランプリ制覇を達成した日本競馬史に残る名牝なんです。今回は、リスグラシューが世界トップクラスの名牝へと成長した軌跡を、初心者にもわかりやすく紹介します!
⏱ 読了時間:約10分
この記事でわかること
✅リスグラシューとはどんな馬だったのか
✅現役時代の主な戦績
✅繁殖牝馬としての功績(代表産駒)
それでは、牝馬初の春秋グランプリ制覇を達成し、5歳で世界トップクラスの名牝へと駆け上がったリスグラシューについて、現役時代の活躍から引退後の歩みまで詳しく見ていきましょう。
リスグラシューとはどんな馬だったのか
リスグラシューの基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名 | リスグラシュー |
| 生年月日 | 2014年1月18日 |
| 性別 | 牝馬 |
| 毛色 | 黒鹿毛 |
| 父 | ハーツクライ |
| 母 | リリサイド |
| 母父 | American Post |
| 生産者 | ノーザンファーム |
| 馬主 | (有)キャロットファーム |
| 調教師 | 矢作芳人(栗東) |
| 主な騎乗騎手 | 武豊、J.モレイラ、D.レーンなど |
| 通算成績 | 22戦7勝 |
| 獲得賞金 | 12億1720万100円 |
| 主な勝ち鞍(GⅠ) | エリザベス女王杯(2018) 宝塚記念(2019) コックスプレート(2019・豪) 有馬記念(2019) |
リスグラシューは、名馬ハーツクライを父に持つ競走馬です。父について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
💡ハーツクライについて詳しくはこちら

馬名の由来
「リスグラシュー」という名前は、フランス語で「優美な百合」を意味します。母馬「リリサイド」の名前から連想して名付けられました。
現役時代の主な戦績
デビューから2歳女王まであと一歩
リスグラシューは2016年8月、新潟競馬場の2歳新馬戦(芝1600m)でデビューしました。単勝1.4倍の圧倒的な支持を集めましたが、直線で懸命に追い込むもクビ差届かず、惜しくも2着となります。
続く阪神競馬場の未勝利戦では、2着馬に3馬身半差をつける圧勝。さらに2歳レコードタイムを記録し、その高い能力を証明しました。
3戦目のアルテミスステークス(GⅢ)では、直線で力強く抜け出して重賞初制覇を達成。クラシック候補として一躍注目を集めます。
迎えた阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)では、スタートでやや後手を踏む不利がありながらも、直線では鋭い末脚で追い込みました。しかし、ソウルスターリングにはあと一歩及ばず2着。それでも世代トップクラスの実力を示し、翌年のクラシック戦線での活躍を大いに期待される存在となりました。
🎥 2016年 アルテミスステークス レース映像(JRA公式)
惜敗が続いたクラシック戦線
3歳初戦のチューリップ賞(GⅡ)では3着に敗れ、桜花賞(GⅠ)では3番人気で出走。直線で鋭く追い込みましたが、勝ったレーヌミノルにはあと一歩届かず2着となりました。
続くオークス(GⅠ)では、スタートでやや出負けしたこともあり後方からの競馬に。直線では馬群を縫うように伸びましたが5着に終わり、初めてGⅠで馬券圏内を外します。
夏の休養を挟み、ローズステークス(GⅡ)では3着に入り、秋華賞(GⅠ)へ出走。直線で懸命に追い上げたものの2着に敗れ、この年はGⅠで2度の2着と惜しいレースが続きました。
勝利まであと一歩届かないレースが続きながらも、世代トップクラスの実力を持つ牝馬として高い評価を受け続けました。
4歳で悲願のGⅠ初制覇
4歳シーズンは東京新聞杯(GⅢ)を制し、幸先の良いスタートを切りました。その後もヴィクトリアマイルや府中牝馬ステークスで好走するなど、安定した走りを見せますが、あと一歩で勝利を逃すレースが続きます。
迎えたエリザベス女王杯(GⅠ)では、中団で脚をためると直線で鋭く伸び、先に抜け出したクロコスミアをゴール前で差し切って優勝。8度目のGⅠ挑戦で悲願のGⅠ初制覇を果たしました。
続く香港ヴァーズ(GⅠ)でも世界の強豪を相手に2着と健闘。国内だけでなく海外でも高い実力を示し、翌年のさらなる飛躍を期待される存在となりました。
🎥 2018年 エリザベス女王杯 レース映像(JRA公式)
5歳で世界トップクラスの名牝へ覚醒
5歳シーズンを迎えたリスグラシューは、これまで以上の充実ぶりを見せます。
初戦の金鯱賞(GⅡ)は2着でしたが、続くクイーンエリザベスⅡ世カップ(GⅠ)では香港の強豪を相手に3着と健闘し、世界でも通用する実力を示しました。
そしてダミアン・レーン騎手との初コンビで挑んだ宝塚記念(GⅠ)では、レイデオロやアルアインなどのGⅠ馬を6頭を相手に快勝。待望のグランプリ初制覇を果たし、日本トップクラスの実力を証明しました。
🎥 2019年 宝塚記念 レース映像(JRA公式)
勢いそのままに挑んだオーストラリアのコックスプレート(GⅠ)では、世界の強豪を相手に4馬身差の圧勝。日本調教馬として史上初のコックスプレート制覇という歴史的快挙を成し遂げ、その名を世界へ轟かせました。
🎥 2019年 コックスプレート レース映像(MVRC公式)
引退レースとなった有馬記念(GⅠ)では、アーモンドアイやサートゥルナーリアなど豪華メンバーが揃うなか、直線で圧巻の末脚を披露。2着に5馬身差をつける完勝で、牝馬初の春秋グランプリ制覇という偉業を達成し、有終の美を飾りました。
この年は国内外でGⅠ3勝を挙げるなど圧倒的な活躍が高く評価され、2019年度JRA賞年度代表馬・最優秀4歳以上牝馬を受賞。惜しまれながら現役を引退し、日本競馬史に残る名牝として第二の馬生へと歩み始めました。
🎥 2019年 有馬記念 レース映像(JRA公式)
繁殖牝馬としての功績
2019年限りで現役を引退したリスグラシューは、北海道のノーザンファームで繁殖牝馬となり、新たな馬生をスタートさせました。
初仔にはモーリスとの間に生まれたシュヴェルトリリエ、その後もエピファネイアやサートゥルナーリア、イクイノックスといった日本を代表する種牡馬との配合が続いています。
現時点では母として大きな実績を残す産駒は誕生していませんが、世界トップクラスの実力を誇った名牝だけに、今後どのような活躍馬を送り出すのか、多くの競馬ファンから大きな期待が寄せられています。
まとめ
リスグラシューは、牝馬初の春秋グランプリ制覇を成し遂げ、日本だけでなく世界でも活躍した名牝です。3歳時代は惜敗が続きましたが、4歳で悲願のGⅠ初制覇を果たすと、5歳では宝塚記念、コックスプレート、有馬記念を制覇し、世界トップクラスの実力を証明しました。
また、引退レースとなった有馬記念ではアーモンドアイら豪華メンバーを相手に5馬身差の圧勝を飾り、2019年度JRA賞年度代表馬にも選出されました。その圧倒的なパフォーマンスは、多くの競馬ファンの記憶に今なお鮮明に残っています。
引退後は繁殖牝馬として新たな馬生を歩み始め、将来どのような名馬を送り出すのかにも大きな期待が寄せられています。
国内外で数々の偉業を成し遂げたリスグラシュー。これからも、その血を受け継ぐ産駒たちの活躍に注目していきましょう。

「ケイくん」
リスグラシューって、何度も惜敗を経験したからこそ、最後は世界トップクラスの名牝になれたんだね!

そうなんです! 3歳までは惜しいレースが続きましたが、その経験を糧に4歳で悲願のGⅠ初制覇を達成。そして5歳では宝塚記念、コックスプレート、有馬記念を制し、牝馬初の春秋グランプリ制覇という偉業を成し遂げました。努力を積み重ねて世界の頂点へ駆け上がったリスグラシューは、日本競馬史に名を刻む名牝として、これからも語り継がれていくでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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