
「ケイくん」
ブラックタイドって、ディープインパクトのお兄さんなんだよね?どんな馬だったの?

実は、故障に苦しんだ競走馬生活でしたが、重賞を制し、引退後は種牡馬としてキタサンブラックという歴史的名馬を送り出した、とても魅力のある馬なんです。今回は現役時代の戦績から種牡馬としての功績まで、初心者向けにわかりやすく紹介します!
⏱ 読了時間:約5分
この記事でわかること
✅ブラックタイドとはどんな馬だったのか
✅現役時代の主な戦績
✅種牡馬としての功績(代表産駒3選)
それでは、ディープインパクトの全兄(父・母ともに同じ兄)として知られ、キタサンブラックの父でもあるブラックタイドについて、現役時代の戦績や種牡馬としての功績まで詳しく見ていきましょう。
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ブラックタイドとはどんな馬だったのか
ブラックタイドの基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名 | ブラックタイド |
| 生年月日 | 2001年3月29日 |
| 性別 | 牡馬 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 父 | サンデーサイレンス |
| 母 | ウインドインハーヘア |
| 母父 | Alzao(アルザオ) |
| 生産者 | ノーザンファーム |
| 馬主 | 金子真人ホールディングス(株) |
| 調教師 | 池江泰郎(栗東) |
| 主な騎乗騎手 | 武豊、横山典弘など |
| 通算成績 | 22戦3勝 |
| 獲得賞金 | 1億6207万1000円 |
| 主な勝ち鞍 | スプリングステークス(GⅡ・2004) |
ブラックタイドは、日本競馬史を代表する種牡馬サンデーサイレンスを父に持つ競走馬です。父について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
💡サンデーサイレンスについて詳しくはこちら

馬名の由来
「ブラックタイド」という名前は、「黒い潮流(Black Tide)」、雄大で力強いイメージを表した名前とされています。
現役時代の主な戦績
若駒ステークスで才能を証明
2003年12月、阪神競馬場でデビューし、新馬戦を快勝。続くラジオたんぱ杯2歳ステークスでは1番人気に支持されるも4着に敗れました。
2004年1月、ブラックタイドは若駒ステークスに出走しました。
レースでは直線で力強く抜け出し、2着のケージーフジキセキに半身差をつけて勝利。デビュー3戦目でオープン特別を制し、クラシック候補として大きな注目を集めました。
若駒ステークスを快勝したブラックタイドは、続くきさらぎ賞に出走。勝ったマイネルブルックには及ばなかったものの2着に好走し、クラシック候補としての評価をさらに高めました。
スプリングステークスで重賞初制覇
続くスプリングステークス(GⅡ)では、クラシックの有力候補が集まる中で見事に重賞初制覇を果たします。
最後の直線では外から鋭く伸び、キョウワスプレンダを差し切って重賞初制覇。クラシック候補として一気に注目を集めました。
故障に苦しんだクラシック戦線
スプリングステークスを制したブラックタイドは、クラシック第一冠・皐月賞(GⅠ)で2番人気に支持されました。
しかし、レースでは思うように力を発揮できず16着。クラシック候補として期待されていただけに、多くの競馬ファンに衝撃を与える結果となりました。
その後、右前脚の屈腱炎が判明し、日本ダービーへの出走を断念。長期休養を余儀なくされ、クラシック戦線から姿を消すこととなります。
その後も懸命に現役を続けましたが、本来の能力を十分に発揮できないまま2007年に引退。種牡馬として第二の競走人生を歩み始めます。
💡 屈腱炎とは?
屈腱炎(くっけんえん)とは、馬の脚にある「屈腱」という腱が傷ついたり炎症を起こしたりするケガです。再発しやすく、競走能力に大きく影響するため、多くの場合は長期休養や引退を余儀なくされます。
種牡馬としての功績(代表産駒3選)
引退したブラックタイドは、翌2008年から種牡馬生活をスタートさせました。
ディープインパクトの全兄という血統背景に加え、充実した馬格やパワーあふれる馬体も高く評価され、多くの繁殖牝馬が集まりました。
そして2015年、代表産駒キタサンブラックが菊花賞を制し、ブラックタイド産駒として初のGⅠ制覇を達成。その後も活躍馬を送り出し、日本競馬を代表する種牡馬の一頭へと成長していきます。
①キタサンブラック
王者として競馬界を席巻した名馬
キタサンブラックは、ブラックタイド産駒を代表する名馬です。
2015年の菊花賞でGⅠ初制覇を果たすと、その後も天皇賞(春)2勝、ジャパンカップ、有馬記念、大阪杯など数々のビッグレースを制覇しました。
GⅠ7勝を挙げ、2016年・2017年には2年連続でJRA賞年度代表馬に選出。ブラックタイド産駒初のGⅠ馬となり、父の名を日本競馬史に刻んだだけでなく、種牡馬としても名馬イクイノックスなどを送り出す礎を築きました。
🎥 2015年 菊花賞 レース映像(JRA公式)
②カムニャック
オークスを制し、新たな歴史を築いた名牝
カムニャックは、ブラックタイド産駒を代表する牝馬の一頭です。
2025年のフローラステークスを制してオークスへの優先出走権を獲得すると、本番の優駿牝馬(オークス)では4番人気の評価を覆し、見事GⅠ初制覇を果たしました。
ブラックタイド産駒としてキタサンブラック以来となるGⅠ制覇を成し遂げ、父の血を受け継ぐ新たな活躍馬として、その名を競馬史に刻みました。
🎥 2025年 オークス レース映像(JRA公式)
③タガノエスプレッソ
平地・障害の両方で重賞を制した異色の名馬
タガノエスプレッソは、ブラックタイド産駒を代表する競走馬の一頭です。
2歳時にはデイリー杯2歳ステークスを制して重賞初勝利を挙げると、その後は平地・障害の両路線で長く活躍しました。
特に2020年の阪神ジャンプステークス(J・GⅢ)では、レコードタイムで快勝。平地・障害の両方で重賞を制した数少ない競走馬として、ブラックタイド産駒の活躍の幅広さを示しました。
まとめ
ブラックタイドは、競走馬として大きな期待を集めながらも、故障の影響で本来の能力を十分に発揮できませんでした。
しかし、引退後は種牡馬としてキタサンブラックやカムニャックをはじめ数多くの活躍馬を送り出し、日本競馬を代表する名種牡馬の一頭へと成長しました。
競走馬としてだけでなく、産駒たちの活躍を通じて日本競馬に大きな足跡を残したことこそが、ブラックタイドが今も高く評価され続ける理由といえるでしょう。

「ケイくん」
ブラックタイドって、競走馬としてだけじゃなく、お父さんになってからも日本競馬に大きく貢献したんだね!

そうなんです。競馬の魅力は、勝った馬だけでは語れません。ブラックタイドは、競走馬としての悔しさを種牡馬として晴らし、日本競馬に大きな足跡を残した一頭なんです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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