
「ケイくん」
ハーツクライってよく名前を聞くけど、そんなにすごい馬だったの?

ハーツクライは、ディープインパクトを破った有馬記念やドバイシーマクラシックを制覇した名馬です。引退後は数々のGⅠ馬を送り出す名種牡馬としても活躍しました。今回は現役時代の戦績から種牡馬としての功績まで、初心者向けにわかりやすく紹介します!
⏱ 読了時間:約10分
この記事でわかること
✅ハーツクライとはどんな馬だったのか
✅現役時代の主な戦績
✅種牡馬としての功績(代表産駒5選)
それでは、ディープインパクトを破った有馬記念やドバイシーマクラシックを制覇するなど、国内外で歴史を築いたハーツクライについて、現役時代の活躍や種牡馬としての功績まで詳しく見ていきましょう。
ハーツクライとはどんな馬だったのか
ハーツクライの基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名 | ハーツクライ |
| 生年月日 | 2001年4月15日 |
| 性別 | 牡馬 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 父 | サンデーサイレンス |
| 母 | アイリッシュダンス |
| 母父 | トニービン |
| 生産者 | 社台ファーム |
| 馬主 | (有)社台レースホース |
| 調教師 | 橋口弘次郎(栗東) |
| 主な騎乗騎手 | 武豊、横山典弘、C.ルメールなど |
| 通算成績 | 19戦5勝 |
| 獲得賞金 | 9億2536万900円 |
| 主な勝ち鞍(GⅠ) | 有馬記念(2004) ドバイシーマクラシック(2005) |
ハーツクライは、日本競馬史を代表する種牡馬サンデーサイレンスを父に持つ競走馬です。父について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
💡サンデーサイレンスについて詳しくはこちら

馬名の由来
「ハーツクライ(Heart’s Cry)」という名前は、英語で「心の叫び」や「魂からの叫び」を意味する言葉に由来しています。
現役時代の主な戦績
日本ダービーでキングカメハメハの2着
ハーツクライは2004年1月にデビュー。新馬戦を勝利したハーツクライは、若葉ステークスを制して皐月賞に出走しましたが、結果は14着。その後、京都新聞杯を勝って日本ダービーへ向かいます。
日本ダービーでは、後方から鋭い末脚を伸ばし、キングカメハメハに次ぐ2着に好走。敗れはしたものの、世代トップクラスの実力を示しました。
GⅠで続いた惜敗
4歳となった2005年は、宝塚記念でスイープトウショウの2着、ジャパンカップではアルカセットとわずかの差の2着に入るなど、GⅠで好走を続けました。
しかし、あと一歩のところで勝利には届かず、ハーツクライは長らくGⅠ未勝利のままでした。
有馬記念でディープインパクトを撃破
ハーツクライがついに悲願のGⅠ初制覇を果たしたのが、2005年の有馬記念です。
それまで後方から追い込む競馬が中心でしたが、このレースではクリストフ・ルメール騎手が先行策を選択。直線で抜け出すと、無敗の三冠馬ディープインパクトの追撃を振り切って優勝しました。
この敗戦は、ディープインパクトにとって国内で唯一の黒星となっています。
🎥 2005年 有馬記念 レース映像(JRA公式)
日本馬初のドバイシーマクラシック制覇
翌2006年、ハーツクライは海外GⅠのドバイシーマクラシックに挑戦しました。
レースでは好位から抜け出し、2着馬に4馬身差をつける圧勝で世界の強豪を破り、世界トップクラスの実力を証明しました。
🎥 2006年 ドバイシーマクラシック レース映像
世界最高峰のキングジョージに挑戦
続いてイギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに出走。
世界の強豪ハリケーンランやエレクトロキューショニストと激しい争いを繰り広げ、結果は3着。勝利には届きませんでしたが、日本馬が欧州最高峰のレースで互角に戦ったことは高く評価されました。
🎥 2006年 キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス レース映像
ジャパンカップを最後に引退
帰国後はジャパンカップに出走しましたが、レース中に喉の病気である喘鳴症を発症した影響もあり10着に敗れました。
このレースを最後に現役を引退。通算成績は19戦5勝、GⅠ2勝でした。
種牡馬としての功績(代表産駒5選)
ハーツクライは2007年に種牡馬入りすると、芝・ダート、国内外を問わず活躍馬を数多く輩出しました。
ディープインパクトやキングカメハメハと同時代の種牡馬だったためリーディングサイアー獲得には届きませんでしたが、長年にわたって日本を代表する種牡馬として活躍し、多くのGⅠ馬を送り出しています。
💡 リーディングサイアーとは?
その年に産駒(子ども)が獲得した賞金総額が最も多かった種牡馬のことです。種牡馬の活躍を示す代表的な指標の一つです。
①ジャスタウェイ
世界ランキング1位に輝き、日本競馬史に名を刻んだ名馬
ジャスタウェイは、2013年の天皇賞(秋)でGⅠ初制覇を果たすと、翌2014年にはドバイデューティフリー(現ドバイターフ)を圧勝。その走りが高く評価され、ロンジン・ワールドベストレースホースランキングで世界1位に輝きました。
さらに安田記念も制するなど世界トップクラスの実力を証明し、ハーツクライ産駒を代表する名馬となりました。
💡ワールドベストレースホースランキング とは?
ワールドベストレースホースランキングとは、世界中の競走馬を能力で評価・順位付けする世界共通のランキングです。
国際競馬統括機関連盟(IFHA)が発表しており、「レーティング」と呼ばれる数値で競走馬の強さを評価します。数値が高いほど、その年に優れたパフォーマンスを見せた馬と評価されます。
🎥 2014年 ドバイデューティフリー レース映像
②ワンアンドオンリー
日本ダービーを制し、世代の頂点に立ったダービー馬
ワンアンドオンリーは、2014年の日本ダービーを制し、世代の頂点に立った名馬です。
皐月賞4着から挑んだ日本ダービーでは、後方から鋭く伸びて優勝。ハーツクライ産駒として初めて日本ダービーを制覇し、父に初のダービータイトルをもたらしました。
その後はGⅠタイトルを積み重ねることはできませんでしたが、ハーツクライ産駒初の日本ダービー馬として、父の価値をさらに高める存在となりました。
🎥 2014年 日本ダービー レース映像(JRA公式)
③スワーヴリチャード
大阪杯とジャパンカップを制し、父の血を後世へつなぐ名馬
スワーヴリチャードは、2018年の大阪杯、2019年のジャパンカップを制した名馬です。
古馬になって本格化すると、国内トップクラスの実力馬として活躍。引退後は種牡馬入りし、初年度産駒からGⅠ馬を輩出するなど、種牡馬としても素晴らしいスタートを切りました。
競走馬としてだけでなく種牡馬としても成功を収め、ハーツクライの血を次世代へ受け継ぐ存在となっています。
🎥 2018年 大阪杯 レース映像(JRA公式)
④リスグラシュー
年度代表馬に輝き、国内外で活躍した名牝
リスグラシューは、2019年に年度代表馬に選ばれたハーツクライ産駒を代表する名牝です。
2018年のエリザベス女王杯で悲願のGⅠ初制覇を果たすと、2019年には宝塚記念、有馬記念に加え、オーストラリアのコックスプレートも制覇。国内外でGⅠ4勝を挙げ、有馬記念ではアーモンドアイら強豪馬を相手に圧勝し、2019年の年度代表馬に輝きました。
国内外のGⅠで活躍し、ハーツクライ産駒を代表する名牝として、その名を競馬史に刻みました。
🎥 2019年 有馬記念 レース映像(JRA公式)
⑤ドウデュース
日本ダービーやジャパンカップを制し、父の名を輝かせた名馬
ドウデュースは、2022年の日本ダービーを制し、その後も有馬記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップなど数々のGⅠを制した名馬です。
武豊騎手との名コンビで数々の名勝負を演じ、日本競馬を代表する一頭として活躍。スピードと勝負強さを兼ね備え、多くのファンを魅了しました。
ハーツクライ産駒を代表する名馬として、多くの競馬ファンの記憶に残る活躍を見せました。
🎥 2022年 日本ダービー レース映像(JRA公式)
まとめ
ハーツクライは、現役時代にディープインパクトへ唯一の国内黒星をつけ、有馬記念やドバイシーマクラシックを制した世界トップクラスの名馬です。
種牡馬としても、ジャスタウェイやリスグラシュー、ドウデュースなど数多くのGⅠ馬を輩出し、日本競馬の発展に大きく貢献しました。
現役時代の輝かしい実績はもちろん、種牡馬としても確かな足跡を残したハーツクライは、これからも日本競馬を語るうえで欠かせない存在として、多くの競馬ファンに語り継がれていくでしょう。

「ケイくん」
ハーツクライって、現役時代だけじゃなくて種牡馬としても本当にすごい馬だったんだね!

そうなんです!現役時代はディープインパクトに国内唯一の黒星をつけ、世界でも活躍した名馬でした。そして種牡馬としても数多くのGⅠ馬を送り出し、日本競馬に大きな足跡を残しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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